• TRPGとリプレイ

『消えるヒッチハイカー』の一節に、いくら都市伝説とテキスト化して収集しても、その最も肝心な部分である『その噂が話されている場の空気』を保存しておくことはできない。そここそが都市伝説というものの本質であるのに・・・。
って文章があるんだけど、これってTRPGのリプレイにもずばりあてはまるよな。
一時期俺も流行りを真似てリプレイ書きに挑戦したことがある。2時間もたなかったなテープ起こし作業。文章にしちまうとつまらねえことこの上なしって思った(俺の文才の無さって問題もあるぜもちろん)。
俺にとってTRPGの楽しさはゲームしてるあの「場」の空気そのものなんだな。
笑い声とジュースと菓子の匂いと熱気とノリと勢いと、それとあとあの空間にあるTRPG以外のもの全部もひっくるめて好きなんであって、それがまったく無い紙の上のリプレイには大して興味は無い。軽いレポくらいはいいかなと思うけど。
そんなことをつらつらと考えさせられた秋の夜でしたとさ。