あやかしい夜

はてなのリンクその他で『あやかしびと』の感想とか眺めてたり。
自分がものごっつ楽しめたものを他の人も楽しんでいるのを見るのはなんか嬉しかったり。や、掛け値無しに抜群に良いゲームだと思うよ。
この手の話って、とかく今現在スポットの当たっているキャラクター以外が出番が無くてツマランのだが、その辺り実によく考えて創られていて、おかげで主人公の影が薄いこと(笑)。
味方となる学園の仲間だけでなく、人妖を狩る敵側のキャラも見せ場を持たされているので、なにより見てて楽しい。「どーせやられて死ぬんだろーなー」とは思っていても、単に使い捨てられるのとは違うんだよな。ここ重要。
あと肝心なのが『主人公への感情移入』。良く出来てる。これで主人公が何考えてるのか不明のウスラ馬鹿だったりしたら全て台無しになるところだが、さすがに気を配っている。かなり感情移入度は高い、てか、泣ける。シナリオライターさんの力に脱帽。
キャラの配置。舞台の設定。登場人物たちの交流と対立。そこから生まれる信頼と友情。愛と憎悪。人を超える人外の能力を存分に駆使した戦い。それに負けない気合の入りまくった人間たち。ワルモノがワルモノらしく振舞うこと。etc.etc.
しっかりと造り込まれていて見所が多い。俺にとっては今年遊んだゲームのなかでも群を抜いてよく出来た良作と認定。

ダブルクロス』『異能使い』『BBNT』を遊ぶうえでの非常に良い教材になるので、18歳以上であればプレイしてみれ。
さて、30日のサクラ大戦までにもっぺんひと周りしておくか。