黒の塔

作中の説明によると主人公たちが居るのはかつての偉大な大魔法使いたちが遺した塔のなかでも現在までかろうじて残っている10あるうちのひとつであるとか。この数百年来というものふさわしい主を得られず封印されていたのが開放された・・・とか言いつつ、歳月の重みに耐え切れずデカい穴が天井に開いてたり(笑)。
ここで2人の弟子を3年のうちに一人前に育て上げるのが主人公のドミノに課せられた課題。3年でってのは結構厳しい条件みたいなんだけど、あまり気にせず修行に励む師匠と弟子×2。
いやあ、俺好みの設定がてんこ盛りで嬉しいねえ。『白詰』も『カルテット!』もやったけどこれが一番好みだわ。修行のために頑張る女の子2人も可愛らしくて良い。
ほんで考えてみると、俺はどーも物語の主人公たちが日常生活を送る生活空間が俺好みな作品てーのにことのほか弱いらしいな。このゲームも舞台設定にまず惹かれたし。主人公があっちこっちに移動するよりも建物から一歩も出ないっていう話のほうが好き。あ、でもね、生活空間ごと移動するならOK。ドミノの私室なんか散らかり具合が実によろしい。でもちゃんと座り心地の良さそうな椅子が置かれているのに感心。うむ。出来ておる。
肝心なのが建物の魅力。この作品で言うと「黒の塔」。ゲーム中に中を探検できるみたいなのでこれがまた楽しみなのである。