会社からは近いんだけどねえ

時代小説専門店:東京・神田に国内初 店員も和服姿で…
あ、そうそう。そうだった。コロッと忘れていたのだけど、行ってきたって人の話を聞いたんだよ。くそ、俺もおもちゃ買いに行くんじゃなくてこっちに行けばよかった。


なにせ店員が和服姿だからな。店内もさぞや和のテイストに満ちているに違いない。
まず、店員の「いらっしゃいませ、へへぇ」というへつらいの笑顔でお出迎え。中に入ると商品ごとに店内は区分けされている。城下町とか農村とか街道とか。レジがお白州。順番待ちは牢。牢名主相手に下手打つと商品没収。うまく先へ行ければ一回の清算ごとにお裁きをやってくれる。
商品のことで店員に何か聞こうとするとその気配を先読みして忍者が出てきたり。落武者が店内を徘徊してたり。飲食禁止なのに店内に持ち込むと天井裏から毒垂らされたり。虚無僧が居たり。竹槍持って目が血走ったのとか居たり。そんな素敵空間。


あ、そうだ。当然以下のような会話は店内ではしないほうが身のため。
「なんだこの店○○が置いてないのか。品揃え悪いな」
「品揃えが悪いと申したか」 
ぺきぃ


そんな店ってことでいいんでしょうか > 私信