午後からになったが前回は台風で流れてしまったゲームにお邪魔する。
遊んだのは『迷宮キングダム』。俺はこのゲームもすげえよくできたゲームだと思っている。キャラクターのクラスをゲーム内の進行と密接に絡めてあるので、誰でも必ず自分がメインの番が回ってくるようになってる。TRPGは同じテーブルにやたらと弁の立つ奴が居たりすると他の人がそれに押されて口を開くことが少なくなってしまうこともあるが、『まよキン』はそれを無くそうと努力している。ちなみに俺のクラスは忍者。
「第三路地裏市」っつう既に2回負けて逃げてきたと思われる人口50人の初期王国からスタート。国の北側に新しくできた通路を調べに行くのが一本目のシナリオだった。王宮のメンバーは国王・大臣・神官・騎士・忍者。打撃力充分のパーティーが景気良くモンスターを殺戮していく様は俺が忘れていたナニカを思い出させてくれるようだったさ(石川賢ッ面になりながら)。無事に迷宮の奥に潜んでいたボスを血祭りに上げ凱旋した第三路地裏市王国のランドメイカーの面々。国を留守にしていた間に何が起きたかを決める王国変動表の結果、ベビーブームが来たわけでもないのに人口がどんどん増えていたことが判明。わが国の未来は明るい。しかし儲けは思っていたほど多くはなく領土を拡張するための資金に当てたらほぼカラッケツ。おのれ。
成長を終え2レベルとなった第三路地裏市王国のランドメイカーたちのもとへ住人が陳情にやってくる。国の東側に新しい通路ができて、しかもその奥からなにやらうまそうな緑色の煙が漂ってきているらしい。・・・うまそうな緑色の煙というものに若干の不安を抱きつつ、新たな領土とついでに匂いの元を求め第三路地裏市王国のランドメイカーたちは迷宮へと向かった。
一本目のシナリオでは遠慮していたのかそれともこちらが地なのか一部屋目でいきなりマブいトラップコンボが宮廷メンバーを襲う。しょっぱなから回復アイテム(弁当含む)が全部消えるのは痛すぎると気力と民の声を惜しげもなくつぎこんで判定を失敗させるプレイヤー一同。どうにか被害ゼロで乗り切ったものの、無念そうなGMを見たプレイヤー一同の心に戦慄が走る。奴はガチだ!! 死にたくなけりゃこっちもガチで行くよりねえ!! とか思ったのかどうか他のプレイヤーさんの心のうちまでは知らないが、ぐっと兜の緒を引き締めたランドメイカーたちは慎重に迷宮を探索し始める。しかし、
「ここ(左下)とここ(左上)は鍵がかかってるよ。こっち(下)はアロースリットがある」
「別の部屋に行って戻ってくるとまた足止め食うから鍵だけ開けときます。判定は成功」
「鍵は開いたけどどっちへ行こうか」
「上のほう」
「賛成」
・・・ボスの部屋でした。そんなのぶっちゃけありえない。だがしかし待った無しが我らが掟。準備万端覚悟完了先手必勝見敵必殺かかってこいやー、で戦闘開始。
ずばどしゃどかすかぽかめきぐしゃちゅどーんぐさごごご(手抜き描写)
第三路地裏市のランドメイカーたちとダンジョンヲタク・虎バター・カップ麺どもとの激しい戦いはランドメイカーたちの勝利に終わった。ぜえぜえ。さすが2レベル。戦闘能力の上昇が著しい。
(以下また後で書き足す)