あれは「きっと勝つ」と読めばいいのかね。
地下鉄に乗ったときにふと気付いたのが「キットカット」の広告。気付くの遅いとか言ってくれるな。俺が気付いたのマジで昨日なんだからさ。よくよく見ると、ひとつだけじゃなくて俺の乗った車両の広告、全部ソレ。あ、他の車両見るの忘れてたな。まあいいや。
要は受験シーズンに合わせた広告*1なんだが、これで思い出したことがひとつ。
團伊玖磨の「パイプのけむり」という有名な随筆がある。昭和39年から平成12年まで連載(実に1842回も!!)されたのだから、その凄さは推して知るべし。単行本にして合計27冊が出版されている。俺は連載そのものは読んでいなかったが、本になったものは欠かさず買っていた。
その膨大な著作のなかで、あいにくどの巻だったか忘れちまったんだが(たぶん、『続々』あたりだったと思うが)大学受験の合否の電報という話があった。結構有名な話でもあると思うが大学によってはこの文面が非常に独特で面白いのだよ。それも『合格』のほうではなく、『不合格』のほうが笑える。
実際の例を挙げてみようか。
- 「ムネン、サイキヲキセ」
- 「サクラジマ、フハツ」
- 「シナノジハユキフカシ」
- 「フグドクアタル」
- 「アメノナガサキ」
- 「タフデナケレバイキテイケナイ」
- 「ダイブツノ、メニナミダ」
- 「ジゴクザカコロゲオチル」
- 「ガルマチル」
すまん。最後のは嘘だ。最初のは特に面白くもないが、比較対象ってことでな。ちなみに「ジゴクザカ・・・」は小樽にある大学だったと思う。多分そんな名前の坂でも地元にあるんだろ。大学のどこの連中が文面を考えたのか知らんが、よくまあ思いついたもんだよ。こんな物送られてきたらすげえ凹むと思うがな(笑)。
ま、受験生諸君はせいぜい頑張ってくれや。
*1:正直に言やあ、こんなモンで縁起を担ぐようじゃそいつに希望は無いな。