天空の恐怖

サヴェッジ・サイエンスの異端メモ。
 <天空の城>ラピュタ
宮崎アニメで超有名になった空飛ぶ城。元ネタは『ガリバー旅行記』というのがよく聞く話。悪いが俺はあのアニメについてあまり詳しくないので、もし違っていたら申し訳ない。
さて、他の有名どころを言うとまず真っ先に思いつくのがバビロンの空中庭園。でも名前から来るイメージには関係なく実は空には浮いてないってのも有名な話(笑)。紀元前600年の頃にネブカドネザル2世が砂漠の気候に慣れない后のために作り上げた建物。誰かが引越しって概念を教えてやりゃあ話は簡単だったのだが。まぁ当時は引越しのサカイとかペリカン便などの業者が支店を置いていなかっただろうから仕方ないと言えば仕方無いだろう。自分でやると大変だしな。形状はあまり詳しくは知らんが、階段状のバルコニーがちょうどピラミッドのように上が細く積み重ねられていたとかなんとか。あまりの大きさ(当時)のために遠くから見るとまるで浮いているように見えたので「空中庭園」と呼ばれたのだとか。他にも「架空庭園」「吊庭」なんて呼び名もあったらしい。古代バビロニア帝国人は目か頭かどっちか(あるいは両方)がいまひとつだったようだ。
新約聖書にもパトモスで聖ヨハネが見たという天国の都の話があるそうで、聖書の解釈ではそれは「新しい天国」なのだとか。どうやら古い天国は政府が地上世界からの限り無い難民の受け入れを拒否したらしい。今はほんの一握りの選ばれた人間しか入れてくれないのだとか。少なくとも枢機卿以上の地位がないと駄目だという噂だぜ。あるいはそれに匹敵するぐらいの肩書きとか世界的有名人とか。ちなみにパンクロッカーと社会主義者は絶対に駄目なんだと。差別だよな。で、しょうがないってんで閉め出された難民たちが作り上げたのが新しい天国、になるんだろう。公式発表が待たれる。しかし大きな問題があって、古い天国の国家元首はその名も高きヤハウェだが新しいほうは揉めに揉めてまだ決まっていないらしいのだ。そのせいで対外への対応がままならないというのもある。隣のヤハウェに兼任してもらうと主張してるのが最大派閥のようだが。実際他の天国業界にはそう認識されていてそもそも区別すらされていない。いっそのこと大統領制にしたらいいんじゃないかな? この新しいほうはまだ土地に余裕があるようで今のところ「さらに新しい天国」も「もっとずっと新しい天国」も「ネオ天国」もなにも作られていない模様。しかしいつそうなるかわからんので、クリスチャンの人は老後の移住先をよく検討するといい。
話が逸れた上に長くなったんで、一旦切る。
続きはまたあとで。