肉→酒→肉→酒→肉

昨日は池袋にあるモンゴル料理の店『ノタガ』へ行ってきた。モンゴル料理なんて始めてだったから内心緊張しまくりだったのは秘密だ(笑)。
まずは乾杯。せっかくモンゴル料理のお店に来たのであれば飲みものからしてモンゴルのものでなくては、と俺は乳酒を飲んだ。白く色のついたもの(16度)と透明なもの(32度)を頼んでもらったのでまずは白いほう。こちらはにおいは乳製品っぽく、甘いお酒。続けて透明なほうを飲んでみる。こっちはにおいが果物っぽく、しかし甘味は抑えられている。肉を食うなら透明なほうがいいかな。それでお酒をそそぐ器がまたイイ感じで。そうそう、『アイラグ』というヨーグルトの飲み物もあったんだけど、メニューにあった説明に『モンゴリアン乳酸菌が〜』とあったのを見て笑う。エラい強そうだなモンゴリアン乳酸菌www。腹ン中で悪玉菌をモンゴリアンチョップでブチ殺す絵とか想像しちまったよ俺。ちなみのこのアイラグだが、ラッシーとかとはまた違うらしい(洒落じゃねえぞコラ)。俺は頼まなかったので分からんが。
さて。前菜を口にしながら待つことしばし。
ついに肉が!! 皿にこう「どかん!」という感じに盛られた骨付き肉が!! さっき貼ったこの店へのリンクのメニューを見てもらえば少しは想像がつくかもしれないが、もう肉の迫力がそこらの焼肉屋なんぞとは比べ物にならない。一皿で俺の腕一本より重量ありそうなんだもんよ。
んでこれをナイフで削り落としながら食うのが作法であるらしい。店の人の話によるとモンゴルでは皆自分のナイフを携帯していて、食事のときにはそれを使うのだとか。「チンギス・ハーンのドラマだと男たちがこうやって・・・」と説明してくれたがオイちょっと待ってくれ。モンゴルではそんな面白そうなドラマやってんのか。あーでもま考えたらモンゴルの人にとっちゃ世界に誇る英雄なのか。うん。
ガリガリ削りつつ肉を貪る宴の参加者たち。まあ店の人に肉を削るの手伝ってもらったりしつつ。乳酒からウォッカに切り替え、肉→酒→肉→酒とやってると自分が大陸生まれの放牧民の男になったような気がしてくる。天幕の中で車座になってよく火の通った羊を齧りつつ、仲間たちと酒を酌み交わし談笑するって絵は男として一回は憧れる絵だと思うが、まさにそれ。
一皿目の肉を平らげると次も肉。今度はまた別の部位の肉で、じゃがいもと人参が添えられている。この野菜が美味かった。肉もそうなんだけど使われている調味料は塩だけ。あとは肉の旨みがよく染み込んでいる。人参がまた甘くて格別に美味かった。そしてさらに肉を頬張る。ウォッカを飲む。あー今思い出してもよだれが。
肉汁したたる蒸し餃子とモンゴル風手つくりうどん(なんと器まるまるひとつサービス。好みに合わせてヨーグルトを入れる)を一気に片付け、最後はモンゴル茶で〆。
美味かったよー。羊ってジンギスカンとかでしか食ったことないけど、店の人も言っていた通りああいいうのとは全然違う。予想していたのと違って肉には変なクセとか全然無いし。今回はコースだったけど単品でもう一皿肉を頼んでも良かったかも。
大満足の夜でありましたよ。幹事さんはお疲れ様でした。参加者の皆様も俺をはじめ確か全員モンゴル料理は初体験だったかと思いますが、食事が終わったあとの顔を見ると「あーうンまかったのう〜」と思っておられた様子。同感でありますよ。
また行きたいなあ。