こういう本を使って学んでいるのではないだろうか?
出かけることもなくゆっくりと過ごす。最近は家に帰ってきてもほぼ寝るだけだからな。のんびりと過ごすのは結構貴重。
さて。『ドラゴン学―ドラゴンの秘密完全収録版』の本に関して感想など。前書きを見るとこの本はかつてロンドンでごく小部数発行されたものを見つけ出して奇書として翻訳したとある。ドラゴン学を志す者にとっての道しるべとなるよう著された本である、らしい。
色々と仕掛けのある絵本なので眺めてるだけでも楽しい。例えば卵の絵があるけど、ぺらりとめくれるようになっていて、その下には卵の中の様子が描かれているといったようなものとかね。ドラゴンの生態、ドラゴンと接するときの諸注意、ドラゴンを育てる方法、ドラゴンに関する生物学、ドラゴンの体の各部の薬効、ドラゴンに関わる魔術、等々。
この現代社会に魔法使いたちの学び舎があるとすれば、まちがいなく初等部の教科書となっているであろうことは間違いない。興味のある者は専門書を読み進めていくんだろうと思わせる。たぶんファンタジー世界の魔法使い見習いたちはこんな本で勉強してるんじゃないだろうかと想像をたくましくさせてくれる本。
一見の価値はあると思う。