この日の話題

趣味とは何か。


極論すればそれは無駄であるということの1点。必要に迫られてであったり、何らかの形で自他に利益をもたらすようであればそれは趣味以外の何かであって趣味ではない。結果としてプラスになることは有り得るかもしれないが、そのつもりでその趣味を始めたわけではないはずだ。趣味を趣味としてのみ楽しむ者はそれを自覚していなければならない。金をつぎこみ、時間をつぎこみ、夢中になっている自分を冷静に観察して馬鹿だなおれはと苦笑いするくらいの余裕がなければならない。その上で猶、楽しくて楽しくてやめられないというのが趣味ではないだろうか。


自分の趣味は自分にとってプラスであると考えているような者、心の余裕が無くて必死の形相をしている者、何も考えていない者などは打ち込んでいるその様が不様である。はっきり言って品が無い。


というようなことを話した。気楽な雰囲気だったのでここまではっきりとは断言しなかったが。当然反対意見もあった。


「料理は?」
「えーと・・・」
ここで即座に切り返せたら冴えていたんだが。うまく言えず適当に誤魔化した。今になって考えてみると料理はそのほとんどが無駄だ。食事の第一義は生命維持の為の栄養摂取であって、「おいしい」という要素は必要無い。そのままでは食えない食材をなんとか食うための手間以外は本来不要である。とは言え俺はおいしい食事は大好きだ。分かるだろう?


「お酒は?」
「アルコールはドラッグだ」
忘れないように。


「日曜大工」
「既製品を買えばいい」
一から作る利点は何も無い。


「趣味が仕事という人」
「単に説明を省いているだけだと思う」
仕事としてこなしているときと趣味として楽しんでいるときの心情は別だろう。区別がついてないようなら所詮その程度だってことだ。


ま大体こんな感じ。