床屋

さすがに髪が鬱陶しくなってきたので、散歩がてら最近近所に建った床屋へ行く。この床屋は道路に面した一部分が半分独立したように四角くなっている新築の一戸建てで、多分何かの店舗なんだろうと見当をつけていた。前述の通り床屋だったのだが。最初、客入るのかねえと思っていたら休日には5、6人は並んでいる様子。なるほど「鋏と針と包丁が使えればどこででも生きていける」っていうのは正しい。


今までは床屋に行こうと思ったらバスで駅前まで行かなくてはならなかったんで、その床屋が混んでいたりしたら軽く2時間はかかった。休日スケジュールで運行の往復のバスもこちらの都合よく動いているわけじゃないし。休日の2時間はでかいよなあ。


そんなわけで歩いて行ける距離に床屋が出来たのは喜ばしい。値段は数をこなすことが前提のチェーン店よりはちと高いがその分作業は丁寧であることよ。店員が気さくであれこれと話し掛けてきたり、散髪用の椅子が2つきりとか、奥のほうから床屋の子供が「おとーさんおひるできたよー」と呼びに来るとか、そのへんがいちいち和む。


便利なので、これからは通うと思う。