「南方熊楠 -森羅万象の探求者-」

19ヶ国語を操ったと言われる「歩く百科事典」。小学生の時分、確かこの人の記念館に行った記憶がある。デスマスクも見た、はず。やけに薄暗い森の奥だった記憶があるが、両親に当時のことを聞いてもよくわからないと言う。はて。一度ちゃんと足を運んでみたいと思いつつ、まだ実現していない。


まあそういうわけで、あまりにも記憶が曖昧だったから初めて展示に触れたと言ってもいい。入り口から長々とした「履歴書」がお目見え。長さ7メートル超。抜粋された部分を読んでいくだけでも濃い人生送ってるなと思ってしまう。


展示は熊楠が生前使っていた道具類や収集した標本、日記、書籍など多数。どれもびっしりと文字が書き込まれていて熊楠の常人離れした学問熱が迫ってくるように感じられる。


しかしやはり実際に記念館に行ってみたい。展示を見てますますそう思う。