展覧会ふたつめ・続き

感想を一言で済ませれば疲れたって言葉以外出てこない。あれほどの量の展示があるとは思ってなかったので、全部見終わったときには、「ああこれでやっと終わりか」と思ったもの。要した時間は1時間半ってところだったけど、とんでもなく密度の濃い時間を過ごすことになるからその数倍の時間が経ったような気がする。外に出てまだ日が高いのが信じられなかった。展示品を守るために照明が抑えられていて、その中にずっと居た所為ってのもあるか。


多少前後が分かりにくい部分もあったけど普通に順路に沿って歩けば年代順に見れた。美術館の1階の喧騒は2階には全く影響が無く、大声でしゃべっているような奴もいなかったので没頭して見れた。休みを取って正解だったと思ったね。連休に入ったら人が押しかけるだろうしな。これで家に帰って図録を見て、もういっぺん来れたら最高なのだが。どうかな。


ミュージアムショップをちょっと覗いて美術館から出る。体がふわふわしてるような心地で公園を出かかった所でまだ昼飯を食っていなかったことを思い出す。何かあるだろうと駅前の商店街を歩いてみたが、ラーメンとかカレーとかの店があって、それはそれで美味そうだったんだが、ラーメン食うにはちょっと暖かいしカレーは立ち食いだしで結局は吉野家で特盛り牛丼に卵を乗せて食べた。するとこうぴしっと体と魂がちゃんと型に戻ったような気になってきて、元気回復。昼飯にはちょっと遅い時間という時計の表示が正しいと信じられる気分になった。


よし帰ろうと吉野家を出ると、北浦和駅に向かって歩く子供の集団を見かける。時間と格好からして遠足の帰りってところだったんだろう。こういう遠足集団を家に帰りつくまで別々の場所で合計3回も見た。なんだ、学校行事の日取り的にそういう日だったのかね。