参議院見学

前日の雨と風は完全に去り、気持ちの良い五月晴れ。こんな日に外に出ないのは勿体無いので、予定通り参議院 60 周年記念見学に出かけてきた。国立国会図書館の建物とは道一本挟んだだけなんだが、今まで見学に入ったことはなかった。


午前中は雑事に時間を取られたので出かけたのは午後から。所沢から永田町まで直通で行き、あとは歩き。すぐ入れるのかと思いきや国会正面の入り口からじゃないと入れないってんでぐるりと敷地を周る。門を入り、持ち物検査を受け、整理券をもらって待つ。始めは木陰にいたんだけど風に吹かれて頭の上から花弁がばらばら落ちてきたので、テントの下のベンチに避難した。ただいま 30 分待ちという案内が目に入る。


どれだけの人が見学に来るものなのか見等もつかなかったけど、俺が行ったときにはかなり大勢の見学者が順番を待っていた(もらった整理券は青の 19 番)。文字通り老若男女がわらわら。家族連れやごついカメラを構えた人や大きなバックパックを背負った外国人など、色々。俺はというとカメラを持ってくるのをものの見事に忘れていた。くそう。また 10 年後を待つしかないのか。パンフレットに写真載ってるからそれで我慢するか。


思っていた以上にでかい建物だったんだなあ国会議事堂。正面入り口から入った中央ホールは法隆寺五重塔がすっぽり入る高さだそうで。天井が高いこと。


参議院の議場は順路の後のほうなので、まずはぐるぐると廊下を歩く。「第○控室」と書かれた部屋には「自民党」とか「国会対策委員会」とか「役員」とか書かれているものもあった。よく見ると室内の明かりが点いている部屋と点いてない部屋とがあったけど、中では仕事中だったのかもしれない。当たり前だが扉があらかじめ開放されている部屋以外は中を見れないのでなんとも。


天皇陛下が休まれる御休所(ここと皇族休憩部屋だけは開放された扉にガラス板が嵌めこんであった)や内閣室(よくテレビで大臣がずらりと両側に座った真ん中を総理大臣が突っ切って一番奥の椅子に座る映像が出るけど、あれ。少し前に総理大臣が入室したときに他の大臣がおしゃべりしていて起立もせんのはたるんでるとか何とかで流れた映像もこの部屋)、予算委員会等の開かれる委員会室(いつも同じ角度からの映像だなと思ったら記者席は 2 階だったのね)、議長が来客の応対をする部屋(名称ど忘れ。壁には今までの国会の歴史のなかで特に節目となったときの議場の様子を描いた絵が飾られていた)等々を経て、ほとんど最後のほうに議場へ。


この議場はしかし思っていたほどだだっ広いものではなかったのがちょっと意外。議員の座る席も、そりゃ映画館のシートよりは立派だけど、俺なんかにはちょっと窮屈じゃなかろうかと思った。


すべての見学を終えて最後は参議院のほうの出入り口から出た。