江戸のアヤカシたち

太田記念美術館で行われている「AYAKASHI 江戸の怪し−浮世絵の妖怪・幽霊・妖術師たち−」を見てきた。この土日で終わりのためか来館者はかなり多く、自分のペースでゆっくり見るのはなかなか難しかったですが、それでも 2時間弱くらいかけて見学した。


いくつかの絵は書籍で見たものもあったけど、実物をを間近にするのは初めてのこと。やっぱり実物の持つ存在感は格別。(あくまで私見ですが)色も実物のほうがずっと良かった。


一階では主に妖怪の絵。実体のないあやふやな存在である蜃気楼の雰囲気が絵によく出ていたと思う。思わず座り込んでじっくりと眺め入る。その次にあったのは閻魔大王の絵。とは言っても恐ろしい姿ではなく、浄破璃の鏡(死者の生前の行状を映し出す鏡)になぜか美しい花魁の姿が映し出されて脂下がるエロ親父の絵(笑)。後ろのほうで笑っている鬼がいい感じ。


その他、百々目鬼の絵や妖怪双六の絵など展示されていたのをゆっくりと見てまわり、二階へ。