あまり愉快ではない。

この日の晩飯は、所沢駅の駅ビル3Fにある『獅子』っつう中華料理屋でバイキング。客が大勢入っているらしく店員はてんてこ舞いのようだったな。でもそれって店の側の勝手な都合で、お客に対して言い訳になるようなもんではない。当然だよな。
にも関わらず、不手際が多かった。「あと10分待てば空きます」とか適当ぬかしておいて、いざも一度行ったら「他の客がいるので順番待ちです」なんて言いくさる。まぁ少しなら待とうかってんで待ったけどな。
そんで食い始めた。バイキングなんだからもちろんどんどん注文して次々と持って来てもらう。それが当たり前なんだが、どうも店員がちょいと足りてねえ奴揃いだったらしく、他所が頼んだアワビ持って来るわ水持って来いって言ったのに来ねえわと、どうしようもねえ有様。なかでも傑作だったのが、
白身魚でございます」
そんなもの頼んでません。よく確かめてください。
「いえ、でも確かにこちらのテーブルに」
だから頼んでねえっつうの。確かめろ爺い。
「エート、あ、酢豚ご注文されておりますよね?」
客に向かってそんな質問するお前の神経を疑うが、質問の答えは、はい。
「じゃあこちら酢豚になります」(と皿を置いて去っていく)
「やってくれた喃」
とか言うよ? 最近の流行りだから。
・・・・・・オイコラ。
「じゃあ」じゃねえだろうがよ!? しかもさっさと退散しやがって!!
侮れねえなあ『獅子』。ずいぶんと珍しいスキルを持ってる店員を抱えてらっしゃるようで。何をどうやったらその辺間違えるのか。多分コツがあるんだろうかねえ。見て分かると思うんだよなァ俺みたいな若造はよォ。やっぱ達人だけが備えたスキルなんだろうか。
まぁ、バイキングで一人2千円かそこらの値段だからな。そのくらいのサービスってことなんだろう。
資本主義って素晴らしい。
所沢駅の駅ビル3Fにある中華料理屋『獅子』へ行くと、こういう珍しい経験ができます。お近くまでお越しの際にぜひ。
ハッ!(唾棄)