続き

とある医者の娘の頼みで行方不明になったその医者を探すこととなった4人の武侠。件の医者が向かった先はこのごろ馬賊が頻繁に現れるという。*1
道を急ぐ一行。たどり着いた村では確かにその医者が治療にあたっていたらしいが、じゃあ今どこに居るのかと尋ねると村人たちも首をかしげるばかり。どうも手当てした患者の家を次々に泊まり歩いているうちにどこに行ったか分からなくなったらしい。ことによると薬草を探しに山に入っているのかもしれない、と言う村人たち。まあ医者ってのはつまり天蒼派の心得のある人のことだから、そうそう心配はないだろうと思われて放置されていた模様。
で。
まあ、色々あって。
宿代を浮かせるために音楽やったり演武やったり。軽功が使えない奴を2人がかりで抱えて山道を急いだりして。
事件の黒幕を突き止めた。しかもなにやらたいそう憤っておられる様子。語りだすのを黙って聞いてると、要するに過去に不幸があったとかそういうありがちな次第。ああ、こいつ俺の一番嫌いなタイプの『事件の黒幕』だわ。
で結局戦闘に。このラスボスの攻撃が不発に終わったところを天蒼派のPCが奥義を使ってその「不幸な出来事の記憶」を操作してしまう。その結果、なんで自分が山にこもって村にいらんちょっかい出してるのか分からなくなったラスボスは首を傾げつつこの地を去っていった。
そして村には平和が戻ってきたのであったー。

完。


・・・・・・・・っておい。いいのか、これで。他の参加者は満足してたっぽいが。
俺の考えてた武侠モノとは全然違うなこのゲーム。シナリオが肌に合わなかったせいか?
マスタリングは面白かったんだがなあ。うーん。はっきり言ってゲームシステムまで含めての全体の満足度は低い。
あと、これから自作シナリオで遊ぼうと思ってるなら「過去の不幸な出来事が引き金となって悪に走った奴」を出すのはやめとけ。↑みたく記憶を操作されたら終わりだぞ。記憶を消しても操作しても行動理由を失わない奴を黒幕に据えるのがいい。いくらでも思いつくだろ。

*1:余談だが、この噂の馬賊たちは結局噂だけで実際にゲームには出てこなかった。いやそこは出しとけよ!! ほんで戦闘させてくれよ!! 武侠がいかに強いかをプレイヤーに認識させて楽しませる格好の舞台じゃねえかよ。そいでもって馬賊たちに「そんな医者なんか知らねえ」とか言わせりゃプレイヤーも「ああ、これは単純な事件ではないかもしれん」とか思うだろ? しかもこのゲームって武侠たちの派手な戦闘がキモなんと違うん?