点穴術修行その3

ここまでの修行全てを完了させてから、ようやく人間相手の練習となる。でもいきなり相手を突かせるのはまだ駄目ってことで、練習相手にプロテクターを着けてもらうなどする。このプロテクターに点穴の位置が書いてあるかっていうとまあ場合による。
で、このあとようやく『生身』の人間が相手になる。もちろん相手をしてくれるのはそいつよりも修行が進んでる先輩弟子。万が一のとき自分で対応できるから。さらに実戦に近い形式での修行を重ね、細かい指導が入る(そこはこういう姿勢でやったほうがいいとか、その場合はそっちを突くよりこっちを突いたほうが速いとか)。
そしてようやっとのことで修行が終わる、とくるわけだ。ちなみに武侠小説ではここまで細かい指導の様子なんか出てこない。使える奴は始めから使えるしな。なお、点穴術の本文は内傷の治療や護身、健康の為のもので、人に危害を加える使い方は基本的には禁じられているので注意が必要。PCでもあんまり調子に乗って使っていると、師匠や兄弟子らが制裁を加えに現れるかもしれない。